自分の「CUNARD」を撮る意味。

いよいよ次の寄港はQE「クイーン・エリザベス」になりました。
この春は五月にも寄港しますが、通常は一年に一回位しか寄港しないキュナードの客船です。
船についてそんなに詳しくなくてもQEやクイーン・メリー2をご存知の方は多いと思います。
つまりキュナードの客船は其のままクルーズ客船全体のイメージとも言える存在です。

私が20数年客船を撮り続けている理由は多々有りますがキュナード、特にこの船を撮影した事が大きいのです。

2003年 3月1日 撮影

「クイーン・エリザベス2」この客船を撮影した事が私の写真のターニングポイントになりました。
この船をファインダー越しに見た時の衝撃は今も鮮明に覚えております。
船とは思えない位の存在感、意思を持つかと思う位の佇まい。
震えました。

2005年 2月27日 撮影

残念ながらこのQE2は既に引退してしまいましたがこの船を撮った事が現在も私の客船撮影の原動力になっている事は確かです。
この客船を越える船には未だに出会わないですがその血はその後のキュナードの客船達にシッカリと受け継がれています。

「クイーン・ビクトリア」 2009年 3月5日 撮影

「クイーン・メリー2」 2012年 3月20日 撮影

「クイーン・エリザベス」 2014年 3月21日 撮影

現在の女王達にもキュナードの客船である事の誇り、格式が他の客船には無いオーラの様に溢れ出て居るといつも感じてしまいます。
なのでキュナードの客船を撮ると必ず初心に返ります。
客船を撮る楽しさを思い出させてくれます。

「クイーン・メリー2」 2017年 3月25日 撮影

ただ、それが気負いになってしまう面もあるんです。
キュナード=自分の成長を計る物差しでもあるんですよ。。。
だからどうしても力が入ってしまって納得の行く撮影が出来なかった様に思ってしまいます。
いつも平常心を心掛けるのですが一筋縄では行かないのがキュナードの怖さかも。

「クイーン・エリザベス」 2018年 3月24日 撮影

キュナードと言う客船の歴史の頂点を知る事は本当に大きい事だと思います。
私の客船撮影の原点にして客船を見る基準点、そして自分の成長の物差し。
もうすぐ自分を見つめ直す日がやってきます。

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